#統計 Fisher検定は1通りではない。...

Rのfisher.testのP値はexact2x2::exact2x2関数でのtsmethod="minlike"と同じ。
Yates補正が非常によく近似しているのは、exact2x2::exact2x2でのtsmethod="central"の側です。これは片側確率の2倍をP値とする方法で非常に保守的です。
関連情報の紹介に続く

指摘されてるようにYatesはかなり保守的
なんならFisherよりも厳しい

fisher.testよりexact2x2::exact2x2の方が優れていると思います。
github.com/genkuroki/publ…

fisher.test が表示するP値と信頼区間には整合性がない。
P値 < 5% なのに、95%信頼区間が1を含む!😱
exact2x2はfisher.testのP値と整合的な信頼区間を表示してくれる。
github.com/genkuroki/publ…
↓

a b
c d
をランダムに生成したときの、P値≤αとなる確率のグラフです。このとき分割表の期待値は
1.5 4.5
2.0 6.0
で5未満の値が3つもある。続く
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ゼロ仮説以外の任意の数値ω>0に関するオッズ比=ωという仮説などのP値も計算してくれるべき。他にもRRやRDについても。

1 24
5 15
のP値関数のグラフ。横軸はオッズ比。
スコア法(Pearsonのχ²検定の拡張)
Fisher検定(minlike、Rのfisher.test)の拡張
スコア法の連続性補正
Fisher検定(central、片側確率の2倍)の拡張
の4種のP値関数をプロット。
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オッズ比 OR=(p/(1-p))/(q/(1-q))
が常に適切とは限らず、
リスク比 RR=p/q
や
リスク差 RD=p-q
を使いたい場合にはFisher検定の方法を使えません。他の方法を使う必要があります。これは実践的には結構重要なポイント。

帰無仮説p=q、対立仮説p≠qの有意水準5%の仮説検定の検出力のグラフ。
比較のグラフで白っぽい領域では2つの検定法の検出力はほぼ一致している。そうでない領域では一致していない。
umpu検定に近い検定ほど良い検定とみなせる。
P値は以下のリンク先のように使う必要があります。

Greenlandさんの説明
biostatistics.ucdavis.edu/sites/g/files/…
* ゼロ仮説以外の仮説のP値も計算するように拡張する。
* P値を有意か否かの二分法のために用いずに、データの値とモデル+仮説の相性の良さ(compatibility)の連続的指標として利用する。


相性の良さ(compatibility)の尺度としてのP値と信頼区間
thelancet.com/journals/lanse…
p-Values and confidence intervals as compatibility measures: guidelines for interpreting statistical studies in clinical research - The Lancet Regional Health - Southeast Asia
* ゼロ仮説以外の仮説のP値も計算できなければいけない。(任意のカットオフで信頼区間=相性区間を計算できなければいけない。)
* P値による安易な二分法を避ける。
どちらにも一長一短があり、片方が一方的にもう一方よりも優れているわけではない。Fisher検定もcentralとminlikeの2種類以上がある。
(近似的一様分布性) モデル+仮説の確率分布で生成されたデータについて、P値<αとなる確率はαで近似される。
(厳密な保守性) モデル+仮説の確率分布で生成されたデータについて、P値<αとなる確率は常にα以下になる。
近似的一様分布性を要求したい場合には補正無しのPearsonのχ²検定の方が優れています。その代わりに厳密な保守性は成立しなくなります。
* P値を片側確率の2倍で計算するcentral法
* P値をモデル内においてデータ以下の確率で生じる場合の確率の総和で計算するminlike法
Rのfisher.testはcenteal法で信頼区間を計算し、minlike法でP値を計算しています。整合性がない!

fisher.test が表示するP値と信頼区間には整合性がない。
P値 < 5% なのに、95%信頼区間が1を含む!😱
exact2x2でtsmethod="central"を使うと、fisher.testの信頼区間と整合的なP値を表示してくれる。
github.com/genkuroki/publ…
だから、Yates補正版χ²検定を使うくらいなら、centeal版Fisher検定を使うべきです。
現時点においてもコクランルールを他人に強制しようとしている人達はきちんと反省する必要があります。
(((残念ながら反省するつもりがない人達が実に多い)))
* P値に関する「厳密な保守性」と「近似的一様分布性」のどちらを優先するか
* 片側検定との整合性は必要か
* 1つの方法が他よりすべての面で優れているとは言えず、トレードオフの関係になっていることを理解しているか

(近似的一様分布性) モデル+仮説の確率分布で生成されたデータについて、P値<αとなる確率はαで近似される。
(厳密な保守性) モデル+仮説の確率分布で生成されたデータについて、P値<αとなる確率は常にα以下になる。
代替案
↓

* ゼロ仮説以外の仮説のP値も計算するように拡張する。
* P値を有意か否かの二分法のために用いずに、データの値とモデル+仮説の相性の良さ(compatibility)の連続的指標として利用する。
信頼区間なら多くの統計ソフトで実装されている。(しかし、困ったことにP値と整合性がない場合がある)

* ゼロ仮説以外の仮説のP値も計算するように拡張する。
* P値を有意か否かの二分法のために用いずに、データの値とモデル+仮説の相性の良さ(compatibility)の連続的指標として利用する。












