#統計...

総和が1の離散確率を定める条件pᵢ≥0, Σpᵢ=1 は単体を与えます。Dirichlet分布はそのようなpᵢ達の同時分布。

普通に多項分布を使います。「すべての目が出る確率は等確率」という帰無仮説のカイ二乗検定(多項分布の正規分布近似を使う検定法、自由度は(目の個数)-1))はスタンダード。
これは二項分布の正規分布近似による検定法の一般化になっている。

二項分布の正規分布近似の基礎はn→∞で精度が高まるn!のスターリング近似だとみなせるのですが、スターリングの近似公式の相対誤差はn=1であっても8%弱で結構小さいです。
#Julia言語 →ALT

大事なことなので繰り返します。カイ二乗検定は無数にある。
最尤法の漸近論に付随する対数最大尤度比法、スコア法、Wald法は全部カイ二乗検定を与えます。

ところで、多項分布をそのまま使う多項検定?は流行っていないですよね。これはなんでなのでしょう。
文献
↓
scholar.google.co.jp/scholar?cluste…
Approximate is better than “exact” for interval estimation of binomial proportions
Agresti-Coull 1998

ところで、多項分布をそのまま使う多項検定?は流行っていないですよね。これはなんでなのでしょう。
pvalue(x) = Σ_{P(k)≤P(x)} P(k)
(x以下の確率になるkの確率全体の和)
で定義できます。これを、すべての目の出る確率が等しい多項分布に適用すれば多項分布をそのまま使う検定法が得られます。
計算量は非常に増えます。
特に有害だと思うのは、2×2の分割表について
χ²検定はFisher検定の近似に過ぎないので
可能ならばFisher検定を常に使った方がよい
のような間違った考え方が蔓延していることです。
その辺、大丈夫でしょうか?
統計学ユーザー界には伝統的に誤解が蔓延している。昔から言われていることの多くが誤り。
検定法の性質の理解ではまずαエラー率がどうなっているかが重要です。
理想的には「(αエラー率)=α」となっていて欲しいのですが、離散分布モデルの検定法では近似を使わない方法でもそうなりません。続く
確率を正確に計算する方法によって「(αエラー率)≤α」となるようにはできますが、αエラー率がαよりひどく小さくなって検出力が犠牲になったりします。
2×2の分割表では、Yatesの連続性補正なしのPearsonのχ²検定の方がαエラー率がαに近くなり、理想的なUMPU検定に近い性質を持つ場合が多いことを数値計算で確認できます。続く
要するに、Pearsonのχ²検定とFisher検定はどちらも不正確であり、それぞれ異なる利点と欠点を持つということです。
確率を正確に計算する検定法もαエラー率の意味では不正確な検定法になり、正規分布近似を使う方法との比較では利点だけではなく、欠点もある。
方法の選択はトレードオフの問題でしかない。

あと、モデル内確率についても人間の直観はあまり効かないので、αエラー率などをコンピュータで地道に計算して確認するべきです。
検定法の評価において基本になる確率の数値であるαエラー率と検出力の数値をコンピュータで地道に計算して確認するまで、検定法の評価について変な思い込みを持たないように注意するべきだと思います。

理想的だが実践的には使えないUMPU検定
Pearsonのχ²検定
Fisher検定
の有意水準5%でも検出力の比較(続く)
↓

例えば、power: chisq b-w-r fisherのグラフでの青い部分(b)は、χ²検定の方がFisher検定より検出力が強いことを意味しています。続く
nbviewer.org/github/genkuro…
nbviewer.org/github/genkuro…

例えば、power: chisq b-w-r fisherのグラフでの青い部分(b)は、χ²検定の方がFisher検定より検出力が強いことを意味しています。続く
nbviewer.org/github/genkuro…
UMPU(UMP unbiased)検定についてはLehmannさんの超有名な教科書を参照
↓
google.com/search?q=Lehma…
* αエラー率と検出力などを実際に計算するまで、検定法の比較評価は控えるべきである。
* αエラー率と検出力がどうなるかは、多くの場合に実際に計算してみないと分からない。
* 離散分布モデルでの検定法については、確率を正確に計算する方法が良いとは限らない。
そういう場合であっても、中心極限定理によって結構多くの場合に、母平均に関する1標本t検定がうまく行きます。続く
続く

続く

T = (標本平均 - 母平均)/√(不偏分散/n)
は近似的に標準正規分布に従います。
自由度が大きめのt分布は標準正規分布でよく近似されます。
だからこの場合には1標本t検定は近似的にうまく行きます!続く

その補正は、未知の母集団分布が正規分布でなくても、そこそこ正規分布に近ければ結構うまく働きます。続く

続く

分からない場合には、1標本t検定の結果は信用し切るべきではない結果になります。続き

これをデータの数値から決まるP値関数と呼びます。続く
この解釈は、データの数値の取得の仕方が不適切でも、モデルの仮定が現実には妥当でなくても有効です。続く
モデルが妥当でかつデータの数値の取得法も適切ならば、P値関数のグラフを見ることによって、「母平均はμである」という仮説の現実との整合性をP値関数の値で測ることができます。(警告: 実際にはそう単純ではない場合がある。)
豊田秀樹さんに代表される困った人達はP値を誤用することをP値の標準的使用法だとみなして、P値の使用を不当に攻撃しているのできちんと否定して行く必要があります。
この辺、危なそう。

逆にベイズ統計での事後分布の使用時にはP値に関する注意がすべてそのまま適用される。続く

1標本t検定に対応するベイズ統計の現実への適用可能性は1標本t検定と全く同じであるべきです。続く

* データを取得する未知の母集団分布のサイズnの標本の標本平均が従う分布は正規分布で十分近似されている。
* 同標本の不偏分散は母分散をよく近似している。
になります。
「小さな世界」の統計学は役に立たないので実践的には無視すれば良いと思います。

リンクを失敗したところを1つ削除したせいで、以下のリンク先の「そういう場合には」の「そういう場合」が書かれていた投稿が消えてしまいました。ごめんなさい。
「そういう場合」とは、諸々の仮定の現実での成立が怪しい場合やよく分からない場合のことです。

続く
まとめ
* t検定の通常の説明ではモデル内の仮想的な母集団分布として正規分布を仮定する。(対応するベイズ版でも同様)
* データを取得する現実の未知の母集団分布は正規分布である必要はない。しかし、t検定が機能するには条件が必要。
悪しき伝統芸の継承者達問題。
離散分布の確率質量関数P(x)と実数値関数R(x)からP値を
pvalue(x) = Σ_{R(k)≤R(x)} P(k)
によって定めることもできる。R(k)≤R(x)は「kがx以上に極端な値」を意味する。関数R(x)の決め方はケースバイケース。
負の二項分布モデルの場合にはここまで一般化しておいた方が良さそう。

pvalue(x) = Σ_{P(k)≤P(x)} P(k)
(x以下の確率になるkの確率全体の和)
で定義できます。これを、すべての目の出る確率が等しい多項分布に適用すれば多項分布をそのまま使う検定法が得られます。
計算量は非常に増えます。
スレッドに続く(必読)
confit.atlas.jp/guide/event-im…

しっくりきますね〜。
confit.atlas.jp/guide/event-im…
⭕️ポストp<0.05時代
と不合理な
❌ポストp値時代
をまるで同じことを言っているかのように扱っています。
P値<5%という条件による安易な2値的判断がダメであることは当たり前の話で、P値のそういう使い方はP値の単なる誤用。続く
P値は、特定のモデルの下でのデータの数値とモデルのパラメータの値の相性の指標の1つ。
P値(より正確にはP値関数)は、推定のための道具としても使える。

P値を推定のための道具として扱わない誤りの繰り返しはやめるべき。
「差がない」という帰無仮説のnull P値単体を帰無仮説有意性検定(NHST)で使うだけなのは誤解の主な原因になっている。
biostatistics.ucdavis.edu/sites/g/files/…
P値<0.05による安易な2値的判断を否定する常識的態度と、P値そのものを否定する態度では大違いです。
これは大変悪質な行為でみんなで非難する価値があります。
RothmanさんやGreenlandさんのような超大物による解説さえ発見できなくなってしまう。
ベイズ推しの人はPearsonのχ²検定も推さざるを得ない(笑)

この場合にはほぼ一致しています。
こういうグラフを描けば、数値的にhs。ベイズと非ベイズは大して違わないことを沢山の場合に確認できます。
nbviewer.org/github/genkuro…
所謂「頻度論」のP値(二項分布モデルでのPearsonのχ²検定のP値=正規分布近似によるP値)のグラフ
と
ベイズ統計での事後分布
のグラフを並べています。ほぼ同じ使い方をできることは明らかです。(事後分布をP値関数に変換するとそれらはほぼ一致する)
P値を否定してphcを勧める豊田氏は実質的に、P値を否定してP値を勧めていることになります。
余りにもダメすぎ!

これをトンデモ扱いしないある種の分野の人達もトンデモの仲間扱いが妥当でしょう。
nbviewer.org/gist/genkuroki…
この事実の認識にはP値についてのある程度以上の理解が必要なのですが、そのための勉強を豊田秀樹氏とその協力者達は阻害しているわけです。続く
勉強不足の人がP値とベイズ統計の両方について誤解をばらまいている。
騙されないように注意が必要。
潜在的にどれだけの被害者がいることやら。
教育的にはP値を否定しない方が良いです。
NP流の仮説検定による2分法による結論をそのまま最終結論とするかのように思っている人達は誤解している。
errorstatistics.com/wp-content/upl…

Neyman-PearsonのPeasonさんも、NP流の仮説検定の結論をそのまま最終結論にするべきだとは言っておらず、意思決定を助けるための道具であることを強調しています。
この原則はすべての統計分析の結果についても通用し、結果の報告はそういう道具として機能するように行うべき。
そういう意味で価値がある事柄について「仮説検定の結論はそのまま最終結論になる」と誤解するのはダメすぎます。何も理解していない。
このPearsonさんの説明は常識的だと思います。
Pearson 1955
scholar.google.co.jp/scholar?cluste…
errorstatistics.com/wp-content/upl…
P値について教えるときに注意するべきことが明瞭に書いてあります。(そしてP値関数について理解すればベイズ統計への移行も容易)
抵抗勢力の問題も率直に指摘。
biostatistics.ucdavis.edu/sites/g/files/…
相性が最大のpの値がpの点推定値で、区間推定は図にある通り。
P値も事後分布もデータの数値とのモデルの相性の良さを表していることを強調した方が無難。
続く
P値は、データの数値とモデルのパラメータθの値の相性の良さの指標でした。信頼区間は5%のような閾値でデータの数値と相性が良いとみなされるパラメータθの値の集合であると解釈されます。
どんなに偉い人が全力で解説を書いても効果がないというのが現状。
McElreathさんのStatistical Rethinkingでは信用区間をcompatibilityで解釈しています。

Amrhein-Greenland (2022) journals.sagepub.com/doi/10.1177/02… も参照。
どちらについても現実において95%という確率が得られているわけではありません。続く
個人的にこれは当たり前の話だと思います。
記述統計以上の結論を出すには別の議論が必要。
自分が得たデータの数値だけでは解きたい問題に決着を付けられないかもしれない。続く
それらをお墨付きを得るための道具だとみなそうとすると必ず不合理な考え方になる。
モデルを使ってデータの数値がどのように見えるかを報告するための道具だとみなすとシンプル。
個人的な経験では、統計学の哲学の言説は統計学的ツールの理解のために有害であることが多いと思います。内容的に粗雑な議論が実に多い。

同じデータの数値なのにP値が違う!
と騒ぎ立てるという
悪しき伝統芸の継承者達
が再生産され続けているという問題があります。
スコア検定のP値は等しくなります。
github.com/genkuroki/publ…
倫理的な理由で標本サイズを必要最小限に抑えることは合理的ですが、それはベイズでも同じことで頻度論云々は関係ない。

GreenlandさんやMcElreathさんのような信頼できる人達に学んだ方が良いと思いました。
詳しくはこのスレッド全体を参照。

問題: 統計モデルとデータの数値を具体的に与えてP値関数のグラフをプロットして、その解釈の仕方について簡単に説明せよ。
ヒント
↓
biostatistics.ucdavis.edu/sites/g/files/…

問題: どうして「ベイズvs.頻度論」のゴジラとキングコングが因果推論犬を見て逃げ出したのか?
続く(佐藤俊哉さんもしまりす本の紹介)
github.com/rmcelreath/sta…
[1] Slides pp.8-9
speakerdeck.com/rmcelreath/sta…

asakura.co.jp/detail.php?boo…
宇宙怪人しまりす
統計よりも重要なことを学ぶ
佐藤俊哉
2024
この本のタイトルは1つ上の投稿にある問題の大ヒントにもなっています。
頻度論やらベイズやらの違いを気にするのはダメな考え方。気にするべき点が大きくずれている。

宇宙怪人しまりす 統計よりも重要なことを学ぶ asakura.co.jp/detail.php?boo… @AsakuraPubより
添付画像は試し読みより。
95%信頼区間単体よりも情報量が多いP値関数のグラフを描くことを勧めている!
asakura.tameshiyo.me/9784254122978?…
豊田秀樹さん的な言説に騙されたせいで「サンプルサイズを最初に決めなければいけない。途中で変えちゃダメ」を否定するようになったのでしょうか?
P値の場合と同様にベイズ統計でも、自分に都合の良い結果が出るまでサンプルサイズを増やしちゃダメです。不正行為になります。続く

事後分布での片側確率は片側P値で近似されます。
不正行為はやめて欲しいです。続く
しかし、これをベイズ特有の利点だとみなすのは誤りです。続く
αₙは単調減少数列になります。
続く
ベイズファクターによる検定と近似的に同じことをP値を使った検定でも行えるわけです。
本質的に多重検定のための調整の一種だと思えば新しい話でも何でもないと思います。
ただし、尤度関数の形状が複雑になる場合には、最尤法の漸近論を使ったP値の理論が破綻するので、ベイズ統計が有利になります。一般に最尤法が使えない場合にはベイズが優る。
ベイズでMCMCを使って事後分布をプロットすることであれば、ツールの使い方を覚えるだけで簡単にできます。このメリットは非常に大きいと思います。(だからStatistical Rethinkingはベイズを使っている。)

こういう事実を理解した後に添付画像の引用部分に注目すれば、豊田『瀕死本』がベイズ統計を使った研究不正を推奨しているようにも見えて来るはずです。
ベイズ更新でも自分にとって都合の良い結果が得られるまでデータを追加することは研究不正行為になります。


warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…
を挿入すれば補完されます。
補完結果の例
warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…
↓
warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…

↓
Multiple comparisons controversies are about context and costs, not frequentism versus Bayesianism
Sander Greenland & Albert Hofman
14 September 2019
doi.org/10.1007/s10654…
一部の機械翻訳
↓
ベイズ更新でも適当な設定の下で次を数学的に証明できます:
自分にとって都合が悪いことが真実であっても、自分にとって都合が良い結果が得られるまでデータを取得し続けることによって、自分にとって都合の良い結果が高確率で得られる。

例えば、効果がないことを意味するパラメータの値がベイズ版95%信用区間に含まれなくなるまでデータの取得を続けてベイズ更新すると、真実は効果ゼロであってもそうなる状況を原理的には確率1で実現できます。
ベイズ版信用区間と信頼区間は漸近的に一致するので、信頼区間と同様になる。

これは数学的な結果なので、数学的直観がない人がどんなに騒いでもひっくり返せない。

これは論理的に導かれることなので、数学的理解力がない人達は黙って従うしかない。
ベイズにしただけで不正行為が正当な行為になると考えることは科学的な常識的にも馬鹿げています。
P値を使う行為とベイズ統計での行為をどのように適切に対応させると良いか
という実践的に必要な知識が全然普及しなくなってしまっています。大問題。
多くの場合に数学的に必然的に近似的に一致するのに、解釈の違いだけを強調する行為が横行している。
両側P値の片側確率の2倍版での対応物は「事後分布でθ≤cとなる確率とθ≥cとなる確率の小さい方の2倍」です。
それらは多くの場合に近似的に一致します。ただし、事前分布を大きく偏ったものにしている場合にはその分だけ標本サイズを大きくしないとずれは小さくなりません。
このグラフからベイズファクターとP値の間には近似的な変換公式がありそうだと分かるのですが、それは実際に正しいです。

グラフを比較すれば分かるようにこの場合にはベイズファクターを使うことはP値を使うことと本質的に同じです。
nbviewer.org/github/genkuro…
しかし、P値とベイズ統計の対応のような基本的なことを理解していない人が頻度論とベイズの比較の解説をすることは、やめさせるべきだと思います。
P値とベイズの対応さえ知らない無知な人達が堂々とミスリーディングな「頻度vs.ベイズ」の解説を書いているせいで、そういう被害者達が大量発生しています。
Wilsonのスコア信頼区間とベイズ信用区間の違いよりも、信頼区間どうしの違いの方が大きい!
github.com/genkuroki/publ… #Julia言語
それと比較すると、Wilsonのスコア信頼区間とClopper-Pearsonの信頼区間の違いはずっと大きい。同じ頻度論側どうしの違いの方が大きい。
標本サイズnを大きくすると全部ほぼ同じになります。
github.com/genkuroki/publ…
母比率に関するWilsonのスコア信頼区間は性能的に優れた標準的に使うべき信頼区間です(Agresti-Coull (1998) scholar.google.co.jp/scholar?cluste…)。
平坦事前分布のHDI版のベイズ信用区間も「標準的」と言って良いと思います。
それらの違いは、頻度論の信頼区間どうしの違いよりも小さいわけです。
しかし、二項分布モデルの事前分布としてよく使われている平坦事前分布の下では(Jeffreys事前分布でもそう変わらない)、標準的な信頼区間とベイズ信用区間が近似的によく一致したりします。
これは教育的に大きなメリットです。
主義に基く統計学観の宣伝はその逆に相当に有害だと思います。

①固定された有意水準α(例えばα=5%)で、帰無仮説θ=0が棄却されるか否かの2値的情報だけを報告。
②帰無仮説θ=0のP値を報告。そのP値は帰無仮説θ=0が棄却される有意水準の下限なので、固定されていないすべての有意水準で棄却されるか否かを報告するのと同じ。




































