#統計 jstage.jst.go.jp/article/kagaku… 改訂増補版:統計検定を理解せずに使っている人のためにII...

jstage.jst.go.jp/article/kagaku…
改訂増補版:統計検定を理解せずに使っている人のためにII
池田 郁男
化学と生物57 巻 (2019) 9 号
これは3年前なのですが、いつものよく見る誤解がもろに説明されています。
現代でもこういうので統計学入門の勉強をしてしまう人達がいるわけです。非常に残念。続く

(WMW) 2群の母集団分布はぴったり等しい
という仮説の検定になっており、Brunner-Munzel検定は
(BM) P(X<Y)+P(X=Y)/2 = 1/2 (勝率は5割)
という仮説の検定になっています。BM検定では中心極限定理を使うことによってこれを実現している。
⭕️Welchのt検定は標本平均の分布が中心極限定理によって正規分布で近似されていると期待できる場合には概ね使用可能である。
⭕️Wilcoxonの順位和検定は「2つの母集団分布が等しい」という仮説の検定である。
⭕️Brunner-Munzel検定は「大小比較で勝率5割」という仮説の検定である。
「2つの分布が等しい」という条件は「2つの分布の平均が等しい」や「2つの分布の中央値が等しい」という条件よりも圧倒的に強い条件です。続く
そのような場合でもは、尖度の違いを検定では検出していることになり、実際にやりたいことではなくなる。
一方、分散は数値の絶対値の情報を使って定義される量です。
だから、分散の話をそれらの検定で持ち出すことには疑問を持たないとおかしい。
Wilcoxonの順位和検定=Mann-Whitneyの順位和検定やBrunner-Munzel検定がどのような仮説の検定であるかを軽視し過ぎている。ひどすぎ。
(私は統計学についてはど素人です)
分散が等しい正規母集団の場合には、Mann-WhitneyのU検定の検出力はt検定とほとんど変わらない(ほんの少ししか弱くない)
という話がよく強調されていますが、Mann-WhitneyのU検定は
2つの母集団分布が等しい
という超絶強い仮説の検定なので、その比較の仕方はちょっとミスリーディング。
Wilcoxonの順位和検定=Mann-WhitneyのU検定は「2つの分布が等しい」=「2つの分布の無限個のパラメータがすべて一致する」という仮説の検定です。
Welchのt検定は「2つの平均値は等しい」という仮説の検定。続く
伝統的な説明の多くに問題がある。
この点は平均に関するt検定達とは大違いなので要注意です。t検定では正規母集団の仮定が崩れていても、標本平均の分布が正規分布で近似されていれば概ね使える。
Mann-WhitneyのU検定=Wilcoxonの順位和検定
平均の差に関するStudentのt検定
等分散性に関するF検定
は検定法が前提としている条件が厳しい検定の例になっており、使える場合は限られていると考えられます。
Welchのt検定
Brunner-Munzel検定
の使用可能条件はかなり緩い。
Welch分母²=u²/m+v²/n
Student分母²=((m-1)u²+(n-1)v²)/(m+n-2)×(1/m+1/n)
ここで、u²,v²は2つの標本の不偏分散で、m,nは標本サイズです。続く
Student分母²=Welch分母² ⇔ u²=v² or m=n
となることが分かります。
これに近い状況ではStudent分母²とWelch分母²の違いは小さくなり、Studentのt検定のt値はWelchのt検定のt値で近似され、Studentのt検定はWelchのt検定で近似されると期待されます。続く
m+n-2
とWelchのt検定で使う自由度
複雑なので略
を比較すればよい。ちょっと頑張れば(結構面倒)
min(m-1,n-1) ≤ Welchのt検定の自由度 ≤ m+n-2
を示せます。m,nが十分大きいなら、2つの自由度はどちらも十分大きくなる。続く
以上をまとめると、標本平均の分布が正規分布で近似されていると期待できて、標本サイズが十分大きくて、
* 2つの不偏分散が等しい
または
* 2つの標本サイズが等しい
に近い状況ならStudentのt検定を概ね使えると考えて良いことが分かります。続く
* 2つの不偏分散が等しい
または
* 2つの標本サイズが等しい
なのですが、後者の「等標本サイズ」という条件は触れられずに済まされることが多いのですが、過去のStudentのt検定の適用事例を評価するときには重要です。続く
だから、不等分散の場合であっても、等標本サイズであれば、Studentのt検定は安全に適用できる場合が多いという知識は結構重要です。
しかし、そのような解説をしているのを見たことがありません。
これが質の低い統計学入門の解説が生産される大きな原因の1つになっていると思われます。
理解が伴わないコピー&ペーストはやはりまずいということが常識になるべきです。
❌四捨五入して整数にする
としてはいけません。
一体どうして四捨五入すると信じてしまったのか?
↓
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改訂増補版:統計検定を理解せずに使っている人のためにII
池田 郁男
化学と生物57 巻 (2019) 9 号
ユニット単位で比較して傾向を見たい場合に、全体の平均を比較してしまうことは、科学研究としてまるっきりおかしなことをしているわけで、統計学以前の問題になります。
* 処置Xの効果を指標Yで調べたい。
* 指標Yで効果を見ると有意差が出難くなりそう。
* そこで効果指標Yとは異なる指標に基く有意差が出易い検定Aを使用する。
のようなことをやって、検定Aで有意差が出たか否かを指標Yによる判断よりも優先すると、おかしなことになります。
検定法の選択において
効果を測るための指標の変更が妥当であるかどうかの判断
をしなければいけないことに気付くようになる。
そういうことはGreenlandさん達が昔から言っており(最近の論文→ )、最近ではMcElreathさんはcompatibilityによる穏健な解釈をベイズ統計にも導入しています。

compatibilityはGreenlandさん達の論文 journals.sagepub.com/doi/10.1177/02… のキーワードでもあります。
データの数値とモデルとそのパラメータ値の
compatibility(両立性、整合性、適合度)の指標の1つ
でしかありません。(McElreathさんはベイズ統計での事後分布の値もcompatibilityの指標の1つだとみなしている。)
P値が小さいこと
は
データの数値とモデルとそのパラメータ値の組み合わせの
相性が悪いこと
を意味する。そのとき、データの数値とモデルとそのパラメータ値のうち少なくとも1つに問題があることを疑いたくなる。
これが論理的に正しい考え方で、よくある解説の内容は間違っています。
データの数値と事前分布を含むモデルとパラメータ値の
相性の良さ(compatibility)
を測るために利用できます。
ポイントは、データやモデル(ベイズ統計では事前分布を含む)も疑いの対象にすることを忘れないことです。
実際、Statistical Rethinkingではそうしています。

Statistical Rethinkingにも書いてあったことはとてもうれしいです。
専門家達の間ではこういう話になっていることは、日本語圏でも広まるべきだと思います。
compatibilityという解釈の徹底でもモデルのクリアな説明は重要。
これが標準になると良いと思います。
github.com/rmcelreath/sta…
ターミネーター2の有名なシーンを利用したミーム。
github.com/rmcelreath/sta…

シュワちゃんターミネーター: お前のお母さんの職業は?
ジョン: 統計学者
シュワちゃんターミネーター(ジョンの声で): 欠損値をゼロで置き換えてもいい?
里親のジャネル: その通りよ。それで正しいわ。
シュワちゃんターミネーター: お前の里親は死んでいる。
統計学者ではない。
抵抗する人達を見つけたら教えて欲しいです。
この解説には従ってはいけない
と繰り返し自動ツイートするようにするべきだと思います。

東北大学の池田郁男 先生による生物実験でよく用いる統計検定法を
原理からどのように使い分けるかまで数学が苦手な人(僕)でもわかるようにまとめられている。
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続き。
改訂増補版:統計検定を理解せずに使っている人のために Ⅱ
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池田 郁男
東北大学未来科学技術共同研究センター
#国内MBA #都立大学MBA

#useful_reference

『統計検定を理解せずに使っている人のために』シリーズ
が改定増補版になってWeb上にあるの知らなかった。
自分的にはこれ以上分かりやすい資料見たことない。
Ⅰ: katosei.jsbba.or.jp/view_html.php?…
Ⅱ: katosei.jsbba.or.jp/view_html.php?…
Ⅲ: katosei.jsbba.or.jp/view_html.php?…
その悪影響を打ち消すために、リンクをはって拡散した人達は、「この解説を信用してはいけない」という情報を拡散し直すべきだと思いました。
誰も「これはおかしい」と思わなかったのか、それともそういうことを言える雰囲気ではなかったのか?
どちらにしても非常にまずい。
というわけで、誤りの指摘については読者の皆様の力をいつもあてにしています。
実際、いつも助けてもらって感謝しています。
❌母集団に正規分布を仮定できないときにt検定を使うのは誤用
(多くの場合に誤用にならない)
❌有意差を出すために検定法を選択する
(違いの測り方が検定法によって異なることの無視は杜撰な考え方)
❌小標本だという理由でノンパラ検定を勧める

またやってみます
❌F検定で分散に有意差がない場合にはStudentのt検定を使い、有意差がある場合にはWelchのt検定を使う
❌等分散でない場合にもMann-WhitneyのU検定を行う
❌等分散ならばMWのU検定を使えるかのように説明
❌MWのU検定は中央値を扱うと説明
2群の分散の違いに関するF検定は正規母集団の仮定が成立していないと危ないです。

❌母集団に正規分布を仮定できないときにt検定を使うのは誤用
(多くの場合に誤用にならない)
❌有意差を出すために検定法を選択する
(違いの測り方が検定法によって異なることの無視は杜撰な考え方)
❌小標本だという理由でノンパラ検定を勧める
Welchのt検定は、標本平均の分布が中心極限定理によって正規分布でよく近似されていれば概ね使えますが、標本平均の分布は未知の母集団分布から決まることに注意!続く

しかし、未知の母集団分布が外れ値を含まず、その左右の非対称性があまり大きくないと期待できるなら、あまり大きくないnでその標本平均の分布は正規分布でよく近似されていると期待できます。
中心極限定理の理解が不十分だとt検定を使って失敗する可能性が増える。
改訂増補版:統計検定を理解せずに使っている人のためにII
池田郁男
は実質的に
統計検定について十分に理解していない人によるさらに誤解を増やすための解説
になっているので要注意です。
信用できない解説の方が多数派なので要注意。

②
jstage.jst.go.jp/article/kagaku…
改訂増補版:統計検定を理解せずに使っている人のためにII
池田郁男
は実質的に
統計検定について十分に理解していない人によるさらに誤解を増やすための解説
になっているので要注意です。
信用できない解説の方が多数派なので要注意。

katosei.jsbba.or.jp/index.php?aid=…
改訂増補版:統計検定を理解せずに使っている人のためにIII
katosei.jsbba.or.jp/index.php?aid=…
正しくて勉強になることも書いてあるので、まずい部分を具体的に説明する必要もあると思います。

このスレッドの事例は孤立しておらず、旧帝大レベルでも統計学の入門的な事柄についてデタラメが広く教えらているようだ。
内輪で「それ間違ってますよ」という指摘があれば、インターネットで公開される前に訂正されると思うのですが、全然そうなっていないように見える。

どうして同業者達が訂正させる方向に動かないのか?
私は誤りを指摘してくれる人達にいつも助けられています。
そういう世界になっていないように見える。
事例
↓
間違っていることを指摘されても、間違いの内容を正確に理解できない人が解説しているという問題もある。だから、正しく訂正することもできない。
jstage.jst.go.jp/article/ningen…
荒瀬康司
論文投稿に際しての統計学的記述の留意点
人間ドック (Ningen Dock) 2018 年 33 巻 4 号 p. 557-570
キーワード: 医療統計, 統計リテラシー, 研究デザイン
を見てみました。いつもの誤解が満載の酷い内容。
『人間ドック』誌の関係者達は恥を感じるべき。

一般にWelchのt検定の使用を当然視していない解説者達は基本的なことを理解していないことが多い。

丹後俊郎『統計学のセンス』医学統計学シリーズ1、朝倉書店、1998年のpp.6-8でのMann-WhitneyのU検定(=Wilcoxonの順位和検定)の進め方が最悪。
不等分散の場合にWilcoxonの順位和検定を進めている。
この本では1940年代には出来上がっていたWelchのt検定を紹介していない。
⭕️θの値をθ₀に設定した統計モデルの確率分布に従って仮想的なデータの数値をランダムに生成したときにそれから計算されるパラメータθの95%信頼区間にθ₀が含まれる確率は(約)95%になる。
↑これが正しい理解。続く
荒瀬康司 (2018) jstage.jst.go.jp/article/ningen…
荒瀬康司 (2018) jstage.jst.go.jp/article/ningen…
の説明では、【標本[データ]から平均値を出したとき】というおかしな説明の仕方がされている。「標本から区間を計算したとき」なら少しマシになる。
何よりもまずいのは、統計モデルにも信頼区間が依存することに何も触れていないこと。
母集団分布が正規分布でなくても、標本平均の分布が中心極限定理によって正規分布で十分に近似されていれば、2つ上の発言で述べた性質を母平均の信頼区間は持ちます。続く
統計モデルの妥当性は実践的な状況では常に疑いの対象になり、しかも
❌正規母集団でなければt検定は使えない
のような判断の仕方は典型的な誤解になる程度に非自明です。
統計モデルについて理解せずに、信頼区間や仮説検定を使うことは禁忌とされるべきです。
* Welchのt検定を勧めていない。
* t検定達は正規分布でない母集団であっても多くの場合に使えることを説明しない。
* ノンパラメトリック検定であっても厳しい条件の成立抜きには使えない場合があることを説明しない。
荒瀬康司 (2018) jstage.jst.go.jp/article/ningen…
はもろにそういう特徴を持っているように見える。
Wilcoxonの符号付き順位検定やMann-WhitneyのU検定は、結構き厳しい条件が成立していないと使えない検定法です。
悪しき伝統のせいで多くの人達がそれらを使って杜撰な統計分析を発表している。
荒瀬康司 (2018) jstage.jst.go.jp/article/ningen… にある検定法選択の「伝統的マナー」は、伝統の権威に依存し切っているという意味で典型的に非科学的であり、内容的にも合理的ではない。
コクラン・ルールについては下の方のリンク先スレッドを参照。

scholar.google.co.jp/scholar?cluste…
1標本に関するWilcoxon's signed-rank testは母集団分布の左右対称性の条件(結構厳しい!)の成立が必要な検定法。
2標本に関するMann-Whitney U-testの帰無仮説は「2つの母集団分布は等しい」という無駄に強烈に強い(ゆえに無用に否定し易い)条件になっていることに注意が必要です。

荒瀬康司 (2018) jstage.jst.go.jp/article/ningen…
はもろにそういう特徴を持っているように見える。
Wilcoxonの符号付き順位検定やMann-WhitneyのU検定は、結構き厳しい条件が成立していないと使えない検定法です。
悪しき伝統のせいで多くの人達がそれらを使って杜撰な統計分析を発表している。
❌正規母集団でなければt検定は使えない
とか
❌ノンパラメトリック検定であれば無条件でいつでも使える
という考え方はまるっきり間違っており、こららの言説を広めた人たちは誤りを認めることによって責任を取るべきです。
❌正規母集団でなければt検定達はつかえない
とか
❌ノンパラメトリック検定であれば無条件で安全につかえる
という考え方は単純に間違っています。
脆弱なMann-WhitneyのU検定を安易に使っている人達は概ね信用できないと警戒するべき。

「体力的にスピードが落ちた」を正規分布でない根拠にする事には疑問が残りますが(現に最後あたりで最高速です)、ノンパラ検定にするのはありだと思いますというか無難です。よく分からない時はノンパラでかけますし。
→

って思考回路ですねw正規性の証明はしていないので、wilcoxonが妥当かもしれません。また正規性確認してみますね。
標本サイズが大きいと、近似的に正規分布とみなして問題ない場合であっても、正規性の帰無仮説が棄却されがち。
正規性の帰無仮説が棄却されないことは、仮説検定のイロハより、正規分布だと判断して良いことを意味しない。判断保留が正しい。

表はp=0.337と正規分布であるが、
裏はp=0.049とぎりぎり正規分布ではない
Excelの図表では正規分布のってるな!と目算で判断してましたが、計算すると裏はなんとも微妙な結果ですねw
❌順序尺度での2群の比較ではWilcoxonの順位和検定=Mann-WhitneyのU検定を常に使える
と誤解して、実際に順序尺度で安易にWMW検定を使っている人達が沢山いるという問題も深刻。

順序尺度は質的計算となるため、量的計算であるt検定は使用できませんポン🐾
難しめの問題でしたが皆様は正解できたでしょうかポン🦝
正解者の皆様おめでとうございましたポン㊗🎊
その問題は、等分散性に依存するStudentのt検定を使うことをやめて、Welchのt検定を使えば解決。続く

そういう不当な言説は無視して、母平均の差を扱いたればWelchのt検定を使えばよい。
R言語のt.test函数でもデフォルトでWelchのt検定を使うようになっている。

理解度の低い解説者達が活躍しているという事実を宣伝する必要がある。
その典型例の1つが、
永田靖『統計的方法のしくみ』(1996)のpp.187-188
の説明。これがかなりひどい。続く
* n=10,11と標本サイズが非常に小さい。
* Mann-WhitneyのU検定を不等分散の場合に安易に使うことは統計学の誤用になる。


最近出版された本
hws-kyokai.or.jp/publishing/typ…
生物統計学の道標
にも、もしかして、
❌正規母集団でなければt検定は使えない
とか、Studentのt検定を勧める、などの説明がある?
知っている人がいたら教えて下さい。
x.com/genkuroki/stat…

jstage.jst.go.jp/article/kagaku…
統計検定を理解せずに使っている人のために II
池田郁男
の添付画像の部分は廃棄処分にするべき解説だと思います。
等分散性の検定をせずに、最初からWelch検定を使うべきです。
現代においてこの解説はちょっとありえないと思いました。
これ色々酷い
↓
jstage.jst.go.jp/article/kagaku…

同じ母集団なら等分散する、そうでなければ不等分散…つまり同じ母集団ではない標本である、としか…
jstage.jst.go.jp/article/kagaku…
統計学の使い方の解説は大抵間違っているので注意が必要です。有名な教科書や大学の先生の解説は原則として「間違っているだろう」と思って読んで、自分で訂正する必要があります。
まず「有意確率」はミスリーディングな言い方なのでやめた方が良いです。「P値」という言い方が普及しています。
等分散検定でP値が有意水準(例えば5%)以上のとき等分散だと判断することは仮説検定の誤用になります。そういう判断の仕方は危ない。
この投稿を含むスレッド全体も見て下さい。

有意確率が一定以上で等分散、未満で不等分散
みたいのは見かけたんで計算自体はできそうなんですけど、理論的なところがさっぱりで。。。
データの数値と
モデルとそのパラメータの値の設定の
相性の良さ(compatibility)の指標の1つ
です。詳しくはGreenlandさんの講演スライドを参照。
biostat.ucdavis.edu/sites/g/files/…
「有意」(significant)という言い方は廃した方がよい。

ocw.kyoto-u.ac.jp/course/328/?vi…
仮説検定とP値の誤解
佐藤俊哉
がお勧めです。
伝統的慣習的な方法を酷い誤り扱いできていないなら訂正は不十分だということになる。
検定法選択のフローチャートはまずい。

改定前のものは等分散検定をしてからスチューデントのt検定を行うかどうかを判断するというフローチャートが記載されていたので。
立派な経歴を持つ影響力の強い先生によるフローチャート的解説はみんなで厳しくダメ出しして行く必要があると思います。
他の場合になりますが、フローチャートを描いていなくても実質的に同じことを言っている場合もあるし、Brunner-Munzel検定を選択肢に追加していても理解していないせいで全然ダメなものもある。
全然理解していないのに解説を書く人達が多い。理解の苦しみが感じられない。
正規性検定で正規性が棄却された時に、Mann-WhitneyのU検定のような無条件で使えない脆弱な検定法にわざわざ誘導するのも酷い。みんなMWのU検定を気楽に使っているよね。

みんなMann-WhitneyのU検定を気軽に使っていても、有力な学術誌でそういう行為が受け入れられていても、それで正しいと判断するのは誤り。
科学的であるためには、権威と多数決に頼らない覚悟が必要。
自分自身は正しく理解できているかどうか不安になる。
統計学については、そういう理解の苦しみや怖さが全然感じられない安易なハウツー解説があまりにも多い。
近刊の「決定版」では酷い誤りは訂正されているのでしょうか?
もしも訂正されていないなら、統計学の誤用を勧める本を出版してしまうことになるので要確認だと思いました。

『実験で使うとこだけ生物統計1 キホンのキ 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
『実験で使うとこだけ生物統計2 キホンのホン 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
もしも池田郁男先生が過去の誤りを認めて全部訂正しているなら素晴らしいことだと思います。
訂正していないならその逆になる。

正規性検定
↓正規性は棄却されない
等分散性検定
↓等分散性は棄却されない
Studentのt検定を使う
という伝統的な悪習をきちんと否定しているかどうかです。
否定せずにそのままの場合は統計学の誤用を勧める本扱いされることになります。

『実験で使うとこだけ生物統計1 キホンのキ 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
『実験で使うとこだけ生物統計2 キホンのホン 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
以上の2つのチェック項目はわかり易いと思います。

『実験で使うとこだけ生物統計1 キホンのキ 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
『実験で使うとこだけ生物統計2 キホンのホン 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
統計検定を理解せずに使っている人が「統計検定を理解せずに使っている人のために」というタイトルの解説を書いていると言われている。
統計学のような複雑な道具の解説で失敗せずに済ますことは不可能
なので、解説に挑発的なタイトルをつけたりせずに、
誤りや不適切な部分について正しく指摘されたら訂正することを最初から予定に組み込んでおく
と良いように思えます。

『実験で使うとこだけ生物統計1 キホンのキ 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
『実験で使うとこだけ生物統計2 キホンのホン 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
ノンパラメトリック検定も無条件では使用できず、非現実的な仮定を用いる場合があるので、ほとんどの場合に使用するべきではない検定になる場合もあります(例: Mann-WhitneyのU検定)。続く

『実験で使うとこだけ生物統計1 キホンのキ 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
『実験で使うとこだけ生物統計2 キホンのホン 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…

『実験で使うとこだけ生物統計1 キホンのキ 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
『実験で使うとこだけ生物統計2 キホンのホン 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
MWのU検定は等分散であっても使えない場合があるので、そういうミスリーディングな説明も要注意です。

『実験で使うとこだけ生物統計1 キホンのキ 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
『実験で使うとこだけ生物統計2 キホンのホン 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
その誤解が訂正されていれば素晴らしいですが、本当に大丈夫かなと心配になったのでコメントを沢山書きました。質問は大歓迎。

『実験で使うとこだけ生物統計1 キホンのキ 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
『実験で使うとこだけ生物統計2 キホンのホン 決定版』
yodosha.co.jp/jikkenigaku/bo…
フローチャート統計学を教えることは社会への負の貢献になるので、負の貢献だときちんと評価されるべき。
負の貢献をしていると評価されずに済んでいるから、何度でも負の貢献をノーリスクで繰り返す。

フローチャート統計学を何十年間も教えて来た人達が結構いて、そういう人達は自分がやらかしたことがとてつもなくまずいことだと気付いていても息をひそめて黙っているのだと思う。

フローチャート統計学を何十年間も教えて来た人達が結構いて、そういう先生と一緒に仕事をしたことがある相対的に若い世代の人達は、その先生がまずいことをしていたことに気付いていても、そのことを指摘して次世代におかしな考え方が伝わることを防ごうとしたりしない感じ。
悪しきフローチャート統計学の信者(現時点ではおそらく多数派)に論文を査読されてしまうと、余計な正規性検定やら等分散検定を要求されたり、脆弱で危険なMann-WhitneyのU検定を勧められたりするかもしれない。
フローチャート統計学はまともな科学研究を阻害している。
そういう査読に過剰適応した人達は「正規分布だとわからないのだから、 ノンパラメトリックのMann-WhitneyのU検定を主に使うべきだ」のようになってしまい、脆弱で危険なMann-WhitneyのU検定を平気で使うようになる。
そういう人達は過去に遡ってダメな研究者リストに入れるべき。
フローチャート統計学の維持には相当に強い正のフィードバックがかかっている。
おそらく出版社の側も有害な解説を訂正せずに繰り返し売り続けて金銭を得ていることを自覚していない。

例1

改定前のものは等分散検定をしてからスチューデントのt検定を行うかどうかを判断するというフローチャートが記載されていたので。
画像で引用されているフローチャートの内容が酷い。

Wilcoxon-Mann-Whitney検定の頑健性はたとえ等分散であっても保証されません。
等分散ならWMW検定を安心して使って良いと考えるのは誤解。
この誤解もよく見ます。指摘しても誰も訂正しない。

それよりも標本サイズが小さい場合には、permutation版のBM検定の方が頑健。続く

単純二分法をやめることにすれば選択肢は増える。続く
しかし、いずれにせよ、統計学ユーザーは自分が使っている道具の性質をコンピュータシミュレーションなどで確認しておくことが無難。続く
添付画像の場合には標本サイズm=n=10でもBM検定のαエラー率に問題がない。
nbviewer.org/github/genkuro…
nbviewer.org/github/genkuro…
にあります(全部書き直したい)。
添付画像解説
①標本サイズm=n=5ではpermuration版Brunner-Munzel検定がBM検定に勝る。
②(m,n)=(10,5),(5,10)ではpermutation版BM検定がBM検定より良いとは言えないように見える。
いずれにせよ「有意差の有無」という発想自体が科学的に有害であることを、統計学ユーザーは肝に銘じるべき。その辺りのことはGreenlandさん達が詳しく解説しています。
だから、データの数値を見てから、自分にとって都合に良い違いの測り方を選択するという不正行為をしないように注意する必要があります。続く
これは非常にまずいです。
違いに指標として(Y側の母勝率)P(X<Y)+P(X=Y)/2が適切ならBrunner-Munzel検定の側を使うべきです。
2つの母集団が互角になるようなシフトの値
を違いを測る指標として採用することもできます。
添付画像は互角シフトの信頼区間と母平均の差の信頼区間の同時プロットの例です。前者が狭くなる!
nbviewer.org/github/genkuro…
p=P(X<Y)+P(X=Y)/2
に関するp=1/2なのですが、さらにパラメータsを
p=P(X<Y+s)+P(X=Y+s)/2
のように入れて仮説p=1/2を設定したときのパラメータsの値が上で私が「互角シフト」と呼んだものになります。XとY+sが互角になるシフトsの値。
* p=P(X<Y)+P(X=Y)/2と1/2の差
を採用することもできるし、
* P(X<Y+s)+P(X=Y+s)/2=1/2となるsの値
を採用することができます。
どのような違いを測るかを研究者は適切に決める必要があります。
青線: 互角シフトの95%信頼区間
橙線: 母平均の差の95%信頼区間
添付画像①②: 正規母集団の場合
③: 対数正規分布母集団の場合
③の場合には母平均の差の信頼区間よりも互角シフトの信頼区間が概ね狭くなっています。続く
nbviewer.org/github/genkuro…
統計ソフトの開発者達はこれを実装するべきだと思います。
Mann-WhitneyのU検定では、2つの対称な母集団分布の母中央値、母平均、母分散、母歪度、母尖度がすべて等しいのに、αエラー率が名目有意水準よりもかなり大きくなる場合があります。
そのことは
nbviewer.org/github/genkuro…
のシミュレーションを見れば分かる。
「違いの指標として○○が適切なので、以前のt年の時点で普及していた検定法Aを誤差が大きくなることを承知で使った」
というなら、
「u年現在では違いの指標○○に関するより優れた検定法Bが普及しているので、現在ならBを使っていただろう」
ということなら十分合理的。続く
「文句を言われずに有意差を出せれば十分なので、パラメトリック検定ではなく、 ノンパラメトリックな検定法Aを使った」
となっているので、統計学の誤用を認めざるを得なくなっており、ばれるとメンツが潰れることは必至。
おそらく、そのせいで誤りを認め難くなっている。
そういう場合の統計ソフトが出力する結果は、
モデルという名の物差しでデータの数値を測った結果
に過ぎません。続く
モデルを使ったデータの数値の計測結果のまとめ
とみなしたとき、モデルの妥当でなさは、計測結果の誤差の大きさや信頼度の低下を意味することになります。
そのことをわきまえていれば、そういう結果であっても科学的に有用な場合は多いと思います。続く
モデルにパラメータの点推定値
は
モデルのパラメータの値でデータの数値と最も相性が良いもの
に過ぎず、モデルの外側にある現実における(何らかの適切な意味での)真の値と直接的に関係があるわけではない。続く
モデルのパラメータの値に関する仮説のP値
は
モデルのパラメータの値に関する仮説とデータの数値の相性の良さの程度を表す指標の1つ
に過ぎません。このことはASA声明の原則1に書いてあるとみなせるのですが、適切に引用している人を見たことがない。続く
モデルのパラメータの値に関する仮説とデータの数値の相性の良さの程度を表す指標
には
P値
の他に
尤度
や
ベイズ統計での事後分布の密度関数の値
もあります。ベイズの場合にはモデルに事前分布を含めて考えます。続く
閾値を使って相性の良し悪しを二分法的に決めてしまうときに、データの数値と相性が良いとみなされるモデルのパラメータの値の範囲
だと解釈されます。続く
「矛盾の無さ」とほぼ同じ意味なのですが、そのように訳すとconsistencyと紛らわしいし、矛盾という言葉は強過ぎるので避けている。
科学的にお墨付きが得られる
と誤解している人達は「有意差の有無」という発想にこだわりたいでしょうが、普通の特別に難しくもないレベルの科学的常識で考えれば、「有意差の有無」という発想自体が馬鹿げていることは明らかだと思います。続く





































