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Drag Post #1
kemofure
@kemohure

東浩紀「シンギュラリティ論が共にユダヤ・キリスト教的終末論の変形に過ぎないのは自明」 これはマジで自明なんですよね。このことを科学的に分析した考察ではケヴィン・ケリーの「The Singularity Is Always Near」(「ケヴィン・ケリー著作選集」収録)が有名です。シンギュラリティと携挙は同一(続)

Drag Post #2
kemofure
@kemohure

以下、「特異点はいつも近い」より。 ケヴィン・ケリー「特異点(シンギュラリティ)と携挙との類似性を指摘しているのは、私だけではない。あまりにも似ているので、一部の評論家は特異点のことをスパイクと呼んでいる。それはキリスト教原理主義における、終末の決定的瞬間を思わせる言葉だ」(続)

Drag Post #3
kemofure
@kemohure

ケリー「携挙というのは、キリストが再臨するとき、すべての信者は(略)天の不死不滅の世界へ導かれることである(略)そして、それは「近い将来」に起こることになっている。そのような期待は、技術の携挙、つまり特異点とほとんど同じである」(ケヴィン・ケリー著作選集) 良書、ぜひご一読お勧め

Drag Post #4
kemofure
@kemohure

ケヴィン・ケリーはなぜ技術的ラプチャー(携挙)たるシンギュラリティが起きないのかを詳細に分析。物凄く大雑把に要点だけ抜き出すと、第一に自我は移植できない、第二にブートストラップ(知能の引き上げ)の限界性、第三に指数関数的増加のグラフが示す数学的な特異点は図の錯覚を利用していること(続)

Drag Post #5
kemofure
@kemohure

第四にそれは内部から認識できないこと。詳細はぜひ本書か翻訳記事(本書の訳者さんがケリーの「特異点はいつも近い」全文翻訳をWEBで無料公開しておられます)ご一読お勧め。シンギュラリティは科学でなく、フレイザーの言うところの呪術(非論理的な疑似科学)であることが物凄く分かり易いよ(続)

Drag Post #6
kemofure
@kemohure

フレーザー「呪術は非論理的思考の産物であるがゆえに疑似科学であり、呪術者にはこの原理的思考(非論理性の認識)がないから呪術は常に技術であって、科学に達しない」 シンギュラリティは金枝篇が指摘する疑似科学、呪術なんですよね。なぜ疑似科学が人に影響力を持つのか、文化人類学が研究(続)

Drag Post #7
kemofure
@kemohure

シンギュラリティのような疑似科学がなぜ主張されるかは、複数の要因があって、金と権力、注目され他者を支配する影響力、フレーザーの研究はこのぐらいまでですが、ポスト・フレーザー、現代の文化人類学ですと、より非現実的なもの(終末論など)ほど、人々の反論理的な欲求がそれを求めると(続)

Drag Post #8
kemofure
@kemohure

コリン・ウィルソン「全ての魔術師は自己宣伝的な要素を持つ。何と言っても、魔術を執り行う欲求は、根本において、他人達に感銘を与えたいという欲求なのだ」(オカルト) シンギュラリティを主張する人々は、19世紀のアレイスター・クロウリーやその亜流だった人々の現代版。魔術の主張がAIになった

Drag Post #9
kemofure
@kemohure

余談ですが、クロウリーをモデルにした小説としては、江戸川乱歩が愛好して、日本語訳を翻訳家の田中西二郎に進めたサマセット・モームの「魔術師」は凄く面白いよ。モームは月と六ペンスばかり日本では有名だけど、実は面白い小説を書くのが凄い上手い作家だと分かる。館が最後に炎上物の嚆矢でもある