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1980年代に入ってさえも、TCP/IPはたくさんあったネットワークアーキテクチャのOne of Themでしかなかったですのにゃ。(僕が本格的にネットワーク仕事をやるようになったのは1991~なので、ARCnetとかOmmniNetとかの非Ethernetのリンク層は大絶滅した直後でした。でもTokenRingはしぶとかったなぁ)
90年代にはリンク層はEthernet(最初は10BASE-2、すぐに10BASE-Tそして100BASE-T)でだいたい固まっていたけれど、その上で動くアプリケーション層はOSごとにUnix=TCP, Mac=AppleTalk, PC=Netware(IPX/SPX)またはWindows Network(NetBEUI)が住み分けていました。
NCSA MOSAICのリリースが1993年、日本にダイヤルアッププロバイダが広がって「マイホームページ」ブームが始まったのが1994年、Windows95日本語版の馬鹿騒ぎが1995年11月23日。それ以後は「インターネット(WEB)が見れなきゃ話にならん」が常識となってゆき、
AppleもNovellもMicrosoftも独自リンク層を捨ててTCPベースに乗り換えてゆきました。だけどNovell Netwareの"Pure IP"は市場受けが悪くWindows Serverに食われていったり、Windows95にデフォルト搭載された「Windowsファイル共有」がなまじ好評だったのでNetBEUIが必要以上に長生きしたりとかの
番狂わせもありましたが、2008年頃にはもはやEthertalkだのIPX/SPXだのNetBEUIだのの非IPリンク層はほぼ絶滅していました。逆に言えば「ネットワークといえばTCP/IP」がやっと確定したのがその頃だったわけです。
ちなみにIPv6の最初の仕様セットRFC188xのリリースが1995年12月で、当初は2000年までにIPv4を置換してデファクトスタンダードになることが期待/予定されていたのですが、あははーっ😅
NetwareとかEthertalkとかの非IPのリンク層はパケットレベルのIDはMACアドレスそのまま使って、ノード識別は上位プロトコルでノード名を解決していました。ノード(DNS)名・IPアドレス・MACアドレスという3段構えになっているIPは他のプロトコルに比べると異質ではありました。
ローカルリンク間の通信でも毎パケットにMACアドレスとIPアドレスのSRC/DSTペアが入っているので、冗長といえば冗長です。IEEE802.15.4無線リンクにIPv6を通そうとしたとき「ヘッダだけで有効ペイロードを食いつぶしちゃう」という問題になって、それを解決するために圧縮ヘッダ6LowPAN仕様が
作られて、10年くらい前には「やっほー、おタクくん見てるー?今から6LowPANを使ってBluetooth LEにIPv6を通しちゃうからねー?ほらピースピース!」みたいな話がメディアを騒がせて、けっきょくネズミの一匹も出てこなかったこともありました。
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