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読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
この短い言葉の中に
「チームみらい(の支持者)は人権を理解していない」と言われてしまう理由が詰まっています。

ご本人的には不本意でしょうから、その理由を少し解説してみます。
読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
推察するに、この方は人権イシューを「最近ニュースになるアレ」ぐらいの認識でおられるのかもしれません。
LGBTQ+、移民、ヘイト規制など頻繁に報じられるホットなイシュー はさまざまにありますが、 国際的に合意された標準人権カタログはそれよりもはるかに広いものです。
読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
所有権や人身の自由といった人権が真っ先に頭に浮かばないのは、それらが「当たり前」のものとして受け入れられ、さまざまな制度と仕組みによってほぼ完全に守られている社会に生きておられるからでしょう。
読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
「争点化した人権」だけを人権とみなす誤謬は、当然ながら権利保護が厚い社会でとくに起こりやすいものです。
権利侵害のリアルな痛みが遠ざかるほど、「人権≒炎上する話題」だから回避され、権利言説は「余計な政治的こだわり」と誤認されやすい。
読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
このように人権の問題を「炎上する話題」「ウェッジ・イシュー」としてのみ理解し、自分たちが享受する権利(所有権、自由権、選挙権など)の問題と繋げて考えないことを、手短に言うと「人権を理解していない」となります。
読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
「人権を理解していない」方にご理解いただくには、
この無理解がどんなリスクを孕んでいるか(というより、どんな現状を生んでいるか)を説明した方が良いでしょう。
読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
0.人権の「周辺」化

人権を“特定陣営の道具”とみなす発想は、法的に共通前提であるはずの権利を「私兵化」し、人権擁護の国家義務を空洞化する。
読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
1.社会センサーの機能低下

「少数者」の異議申し立てを「政治的こだわり」としてキャンセルアウトするようになる。
→ 「異議申し立てする少数者」はそもそも社会的矛盾や困難に社会の中でより早く直面する者のこと。その声を無視することは社会問題の発見に遅れをとることに等しい。
読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
2.人権を少数派の“特別枠”と誤認

緊急事態条項や監視立法が通過しても「多数派」が危機感を抱かず、自己の所有権・選挙権まで静かに縮む(“茹でガエル”効果)。
読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
3.「騒がれない権利は別物だから無傷」と思い込む

表現の自由規制が広告・投票キャンペーンにも波及し、政治参加の足場を崩す。裁判アクセス低下が財産権保護を同時に毀損。
読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
4.外圧依存症

国内で権利議論が進まない結果、条約機関・市場制裁・海外報道という「外部ショック頼み」でしか改善が起きない構造が固まる。
読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
5. 政策の偏狭化・近視眼化

ウェッジ認識が強いほど政党は「負けにくい論点」しか扱わず、政策選択が狭まり、リスクを放置する。

(失礼ながら、チームみらいで現に生じていることです)
読書猿 5/23 新刊『ゼロからの読書教室』
@kurubushi_rm
6.技術革新の失速

表現・学問・プライバシーといった“地味な権利”が縮むと、データ共有・批判的研究が萎縮しイノベーションの基盤が毀損する。

(これはチームみらいの望む未来ではないと思います)
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