@kurubushi_rm: じゃあ、ズックマン税について、中学生にも分かるように説明する...

@kurubushi_rm
7 views May 16, 2025
1
じゃあ、ズックマン税について、中学生にも分かるように説明するよ!!

# ズックマン税ってなに?

これは、世界でもほんの一握りの、ものすごーくお金持ちの人たち(超富裕層っていうよ)が持っている財産に、新しく税金をかけましょうっていうアイデアだよ。
2
具体的には、
持っている財産が10億ドル(日本円だと、だいたい1400億円! )を超えるような世界の超大金持ち(億万長者)に、毎年その財産の2%くらいの税金を払ってもらおうという考えなんだ。
3
# どうしてズックマン税が必要なの?

その背景にはね、お金持ちの人とそうでない人の間の「格差(貧富の差)」が、すごく大きくなっちゃっていることがあるんだ。

例えばアメリカでは2018年に、お金持ちの人が払った税金の割合(納税率)が史上始めて平均的な収入の人よりも低くなってしまったんだ。
4
普通、たくさん稼いでいる人ほど高い割合の税金を払っていると思うよね。でも最近は、お金持ちの人ほど、いろんな方法で税金を少なくする工夫をしていて、結果として、会社で働いて給料をもらっているような人たちよりも、大金持ちの方が払っている税金が少ない…なんてことまで起きているんだ。
5
今のままだと、超お金持ちの人たちが税金をあまり払わずにものすごい富をどんどん増やしている一方で、社会全体には十分なお金が行き渡らなくて、貧困の問題とか、学校の予算が足りない…なんてことが起きている。
6
ズックマン税は、そういう格差がこれ以上広がるのを抑えて、みんなにとってより良い社会を作るために必要なお金を集めることを目指しているんだよ。
7
# 誰がすすめているの?

2024年にはG20(ジー・トゥエンティーって言って、世界の大きな20の国や地域が集まる会議だよ)で、この超お金持ちへの国際的な税金の話がテーマになったよ。会議のリーダーだったブラジルや、フランス、ドイツ、スペイン、南アフリカとか、たくさんの国が賛成したよ。
8
ズックマンさん自身も、このG20の財務大臣(国のお金担当の大臣だよ)が集まる会議に呼ばれて、この税金がどうして必要なのか、どうやって実施できるのかについて説明したんだ。
9
世界全体で協力してルールを決めれば、超お金持ちの人がどこの国に住んでいても、ちゃんと税金を払ってもらえるようになるって考えられているんだ。
10
財産が10億ドル(約1400億円)を超えている超大金持ちは、世界にだいたい3000人くらいいるって言われている。この億万長者たちにこのズックマン税をかけたら、年間でなんと2500億ドル(約38兆円!)もの税収が見込めるんだって。
11
このズックマン税には、「そんなのダメだ」とか「無理に決まってる」って心配する声や反対の意見もあるよ。
その代表的なものをいくつか紹介するね。
12
心配その1「お金持ちは海外に逃げちゃうだけじゃないの?」

確かに、一つの国だけでお金持ちに税金をかけようとすると、お金持ちの人が税金の安い他の国に移っちゃう可能性はあるよね。でも、ズックマン税は世界のみんなで協力して税金をかける仕組みなんだ。
13
だから、大きな国々が一緒にやれば、お金持ちの人たちは逃げる場所がなくなっちゃうんだ。それに、もしある国から別の国に移ったとしても、国を出てからもしばらくの間は、もとの国に税金を払い続けるっていうルールを作ることも提案されているよ。
14
それぞれの国の税金を集める役所が協力して、銀行口座の情報を交換し合えば、もしお金持ちの人が財産をタックスヘイブン(税金がすごく安い国や地域のことだよ)に移そうとしても、見つけやすくなるよね。
15
実は2018年ごろから、世界の多くの国が個人の銀行口座の情報を自動的に交換する仕組みを始めていて、隠された財産を見つけやすくなっているんだよ。つまり、昔、富裕税がうまくいかなかった原因だった「国同士の競争」とか「財産隠しへの対策が足りなかったこと」は、今では良くなってきているんだ。
16
心配その2「二重課税になるから不公平だ!」

もうすでにお金を稼いだときに「所得税」を払って、さらにそのお金から生まれた利息や配当にも税金を払っているのに、持っている財産そのものにまで税金をかけるのは、同じお金に何回も税金をかけてひどい、って批判があるんだ。
17
でも、超お金持ちの人の多くは、株の値段が上がって得た利益(値上がり益)みたいに、本当なら税金がかかるはずのお金を、うまく「所得」として申告しないで済ませていることがあるんだ。たとえば、持っている株の値段が上がって財産が増えても、その株を売らない限りは所得税がかからないんだ。
18
こんなふうに、ものすごく大きな富が、実際にはほとんど税金がかからずにどんどん増えていることがあるから、財産そのものへの税金は、二重課税というより、「今まで税金がかかっていなかった部分に、ちゃんとかける」っていう意味合いが強いんだよ。
19
あと多くの国では、家や土地みたいな不動産には、毎年「固定資産税」っていう税金がかかっているよね。家や土地を買った後も毎年税金を払うのは普通に行われていることで、必ずしも不公平だとは言われていないんだ。
20
ズックマン税は、こういう不動産以外の財産(会社の株とか、債券とか、美術品とか)にも、広く公平に負担をお願いすることで、むしろ税金の仕組み全体の公平さを高めようとしているんだよ。
21
心配その3「超お金持ちの財産に税金をかけたら、経済全体に悪い影響が出ちゃうんじゃないの?」

例えば投資が減ってイノベーションが減ったり、株価や地価が下がって全体としては税収が減るかもしれない、って心配もあるね。
22
でもね、ズックマン税で考えられている税金の割合は、年に2%から4%くらいで、超お金持ちの人たちにとっては、それほど大きな負担にならないように考えられているんだ。
研究によると、これくらいの税率だったら、超お金持ちの人たちが貯蓄や投資行動)が、大きく減ることはないって言われているよ。
23
あと、超お金持ちの投資は、自分たちの資産を守ったり相続税を減らすのが主目的で、社会的に有用な研究開発への投資と必ずしも連動してない、と言われているんだ。
むしろズックマン税として徴収して公共投資に再配分した方が、景気にプラスの影響があるかもしれないくらいなんだ。
24
心配その4「そもそも実現が難しいんじゃないの?」

確かに、世界のみんなで協力して新しい税金の仕組みを作るのは、簡単なことじゃないよね。
25
でも最近(2021年)、それぞれの国が協力して、世界の大きな会社(グローバル企業)に最低限の税金をかけるっていうルールが実現したりして、税金の仕組みの国際的な協力は、少しずつ前に進んでいるんだ。
26
お金持ちへの税金についても、G20(大きな国の集まり)やOECD(世界の経済について話し合うグループ)で話し合いが本格的に始まっていて、それぞれの国の政府も真剣にどうするか考え始めている。
27
技術的には、口座の動きの情報を共有するシステムが発達してきたおかげで、お金持ちの人の財産を把握しやすくなってきているし、何より、それぞれの国で「お金持ちにもっと税金を!」っていうみんなの声(世論)が高まってきたことが、後押しになっているんだよ。
28
実際、「もっと私たちに税金をかけてほしい!」って訴えているお金持ちの人たちも出てきている。2024年のダボス会議(では、世界の色々な国の250人以上の億万長者たちが、みんなで手紙(公開書簡)を出して、「お金持ちへの税金を強くしてほしい!」って、それぞれの国の政府にお願いしたんだ。
29
こんなふうに、お金持ちの人たち自身の中にも、社会の公平さのために何かしたいっていう動きが出てきているんだね。ズックマン税のアイデアは、もう一部の学者さんだけのものじゃなくて、世界中で話し合われるテーマになっていて、実現に向けた準備も、少しずつだけど進んできているんだよ。
30
# みんなどれくらい賛成しているの?

さっき言った2024年のG20財務相会合に合わせて行われた国際調査では、G20参加の17か国平均で
68%が「富裕税に賛成」と答えており、
反対は11%だったよ。

mexicobusiness.news/policyandecono…
31
国別でいうと、米国・フランス・ドイツでも約3人に2人(支持率67~68%)が富裕税に賛成し、途上国でもインド74%、インドネシア86%という非常に高い支持率だったよ。
Actions
Visual Editor Carousel Maker NEW
Update Thread
What You Can Do
  • Download as PDF
  • Save to Notion
  • Export as Markdown
  • Visual Editor
  • LinkedIn & Instagram Carousel Maker
Create Free Account

Includes 7-day Premium trial